[実践:めざせ!受賞編第21回]
仕上げ(4)
 今回は、修正液(ホワイト)を使った効果と1コマ全部を描き直すときのテクニックについて紹介します。どちらも必須のテクニックというわけではありませんが、知っておくと便利です。

●修正液で効果をだそう!

 単調な黒ベタの絵に表情を加える場合にも修正液は重宝します。たとえば髪の毛を艶やかに見せる場合、筆ペンなどで白を残しながら塗っていくのが基本ですが、まずはベタで塗りつぶしてから、修正液をつけたペンや筆で白く描いても表現できます。
 ハイライトのような効果を出すこともできます。イラストでは瞳のハイライトを修正液で表現しました。なお、けっこう細かい作業になりますので、面相筆を使うようにしてください。普通の丸筆などに比べると高価ですが(1,000円くらいから)、1本あると髪の毛の細かいベタ塗りなどにも使えます。
 また特殊な効果の例ですが、全面黒ベタのコマに修正液をペンにつけて描くこともできます。心理描写の表現などに使うことがあります。
 もうひとつ。これは効果ではありませんが、描き文字を読みやすくするために、修正液で白くフチどることはよくありますね。

●1コマそっくり差し替えるには?

 簡単な修正なら今まで紹介した方法でリカバリーできますが、描き上がってから、このコマだけ描き直したいという場合もあります。その場合は切り貼りという技を使います。あるコマ全体をそっくり白紙にするのです。下にやり方を紹介しましょう。
 カッターの切れ目が目立つ場合は、修正液を多めに盛れば目立たなくなります。なお描き直したいコマの上から新しい紙を貼り付ける方法もありますが、そのコマだけ厚くなって、原稿を重ねる場合にひっかかったりしますので、あまりおすすめしません。

 次回からはトーンワークです。トーンの使い方や効果について、具体的にご紹介しましょう。お楽しみに!(12月3日(月)更新予定)

サンプルまんが作成 (C)十神 真
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