[初級編第16回]
新人コミック大賞とまんが家への道
 初級編も最後になりました。今回は締めくくりとして、新人コミック大賞の位置づけ、そしてプロのまんが家になるルートについて紹介したいと思います。

●『新人コミック大賞』は 小学館各コミック誌のまんが賞の最高峰です

 新人コミック大賞と各コミック誌のまんが賞はどう違うのか、よく聞かれます。下の表に違いをまとめてみました。

年2回募集
じっくりと納得できる作品が作れる

受賞作でデビュー(雑誌に掲載)することが多い

トーンセットや原稿用紙などの特典あり
全作品を添削して返却

月例など(各雑誌によるが、年4~12回)
手軽に応募できる

最高賞を受賞しないとデビューは難しい

 両賞とも新人作家発掘という狙いは同じですが、新人コミック大賞のほうがよりデビューに近く、またそれだけにハードルも高くなっています。新人コミック大賞は小学館各コミック誌の次世代をになう連載作家の登竜門です。プロ野球のドラフトでいえば、できればすぐにでも一軍で活躍してほしい1位候補なのです。ですから受賞するにはそれだけ実力が要求されます。
 もしあなたが、まだまんがを描き始めたばかりのビギナーならば、各コミック誌の月例まんが賞に応募することをおすすめします。月例のまんが賞で受賞し、担当編集がついて実力をつけ、それから新人コミック大賞にあらためて応募することもよくあります。もちろん新人コミック大賞に応募してもOKですが、「腕試しで」というなら、まずは月例まんが賞のほうがいいでしょう。

●まんが家になるルートって?

 では、新人コミック大賞も含めて、プロのまんが家になるにはどんな道のりなのでしょうか? 下のイラストにまとめてみました。
 こうやってみると様々な道が用意されていることがわかります。もちろんこれがすべてではありませんが、現在活躍されている多くの作家さんが、このいずれかのルートでまんが家になっています。そして新人コミック大賞受賞が一番の近道であるのはいうまでもありません。

『まんが家養成講座・初級編』は今回で終わりです。次回からは『まんが家養成講座・めざせ!受賞編』がスタートします。新人コミック大賞で受賞し、まんが家としてデビューするために、より突っ込んだ内容でご紹介する予定です。お楽しみに!(1月22日(月)更新予定)
サンプルまんが作成 (C)十神 真
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